韓国検索市場、NAVERがシェア60%超を維持 (ComScore)

韓国検索ポータル事情 Posted by くま @ 2009/06/14 Sunday 18:48:02

インターネット調査会社の米comScoreは8日、韓国のインターネット市場に関する調査結果を発表した。

ひとつ目は韓国インターネット市場における企業別リーチ率。
comScoorces_200904_1

トップはインターネット検索ポータルサイト「NAVER」とオンラインゲームサイト「Hangame」を運営する「NHN Corporation」(80.9%)。
続いて、コミュニティポータルサイト「Daum」(72.9%)、検索ポータルサイト「NATE」およびSNSサイト「Cyworld」を運営する「SK Group」(71.7%)となっている。

非常に興味深いことに、上位10サイト中7サイトが「ポータルサイト」である。(上記テーブルのうち、オレンジのセルがポータルサイト。)

日本でポータルサイトといえば「Yahoo! JAPAN」や「goo」、「livedoor」などが思い浮かぶが、どのサイトも「検索」や「ニュース」を軸としたベーシックなポータルサイトで、これといった特色がない。
そのため、トップブランドである「Yahoo! JAPAN」への一極集中が目立つ。

韓国の場合、ひと口に「ポータルサイト」といっても各社それぞれ個性を持っている。
統合ポータルサイトとして不動の地位を持つ「NAVER」。コミュニティ機能を軸に展開する「Daum」。携帯電話キャリアとしてモバイルとの融和を図る「NATE」と「Paran」 – といった具合だ。
上位10サイト中7サイトがポータルを占める理由としては、「ユーザが各ポータルサイトを用途によって使い分けている」と言えよう。

ふたつ目は韓国検索市場におけるシェア。
comScoorces_200904_2

トップはシェア61.9%を誇る「NHN Corporation (NAVER)」。2位以下は「Daum」(19.7%)、「Google」(7.3%)と続く。

日本のユーザが見ると、Googleのシェアが「7.3%」しかないという事実は大苦戦だと思われるが、実はこの数字、「Googleの大善戦」を物語っている。

指標は異なるが、2006年11月の「検索サイトからの流入率」のシェアと比較してみよう。
当時、67.2%のシェアを占めていた「NAVER」に対し、Googleはたったの「1.49%」であった。

指標が異なるため正確な数値は計れないが、Googleはこの2年足らずの間でシェアを2倍以上に拡大させたことは確かだ。

Googleは2006年、韓国国内にR&Dセンターを設立、韓国国内の市場にあわせた検索サービスの提供に取り組んできた。
既存のウェブ検索からいち早く韓国検索市場にあわせた形で提供を開始した「統合検索サービス」、Google版知識共有コミュニティ「Knol」の韓国語版提供などがそれだ。

こうした努力が着実に実を結び、Googleブランドは徐々にではあるが、韓国の一般ユーザにも浸透しつつある。

それでもなお国産検索ポータルとGoogleを比較すると、シェアに圧倒的な開きがあることは言うまでもない。

ユーザの心をつかむ魅力的なサービスを提供し続けられるか – メジャーであろうがマイナーであろうが、それこそがユーザを獲得する唯一の方法である。

韓国Daum、ウェブ検索エンジンを自社開発 – デフォルト検索エンジンをGoogleから切り替え?

韓国検索ポータル事情 Posted by くま @ 2008/01/11 Friday 12:52:16

韓国のポータルサイト「Daum」がウェブ検索エンジンを自社開発、ベータ公開している。

daum_ws01.jpg
「Daum ウェブ検索(ベータ)」のトップページ

daum_ws02.jpg
「Daum ウェブ検索(ベータ)」の検索結果画面。
試しに「nhn」で検索してみたところ、公式サイトがかろうじて1位に表示されたものの2位以下は・・・。

「Daum」は2003年から「Google」をデフォルト検索エンジンに採用、2007年からは検索広告分野でも包括提携を結んでいる。

2008年1月現在も「Daum」のウェブ検索正式版には、「Google」の検索エンジンが採用されている(ページ右上に「Powered by Google」の表示が見られる)。

「Daum」がウェブ検索エンジンを自社開発している背景には、韓国検索業界の「一極化」が挙げられる。

韓国で検索といえば「NAVER」。そのシェアは80%にも迫る勢いだ。
検索のシェアと同じく、韓国の検索広告市場についてもNAVERが市場の90%以上を独占している状態である。

こうした状況の中、Daumは韓国独自の検索エンジンを開発することにより、「自国のユーザに使いやすい検索を提供できる」と考え、巻き返しを狙っているのだろう。

果たして、Daumがデフォルト検索エンジンをGoogleから自社に切り替える日はやってくるのだろうか?

注※この記事のリンク先は韓国語なので韓国語フォントが必要です。

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韓国Daum、ディレクトリ検索をリニューアル – 週間ページビューやユーザ比率も表示

韓国検索ポータル事情 Posted by くま @ 2008/01/09 Wednesday 07:48:00

韓国のポータルサイト「Daum」がディレクトリ検索をリニューアルした。
今回のリニューアルで一番の目玉は「サイト毎の詳細情報」。

「Daum ディレクトリ」に登録されているサイト毎に「週間ユニークビジター」「週間ページビュー」「一人あたりアクセス数」などの詳細情報を見ることができる。
もちろん、韓国にも同様のサービスを有料提供している企業(日本でいう「ネットレイティングス」のような企業)は多数存在する。

これらの数値はいわゆる「ネット視聴率」と呼ばれるもので、
おもにBtoBサービスとして有料で企業に提供され、マーケティング等に活用されているが、
Daumのようなポータルが無料で一般ユーザにサービス提供するのは今回がはじめて。

daum_d04.jpg
「Daum ディレクトリ」トップページ。週間ユニークビジター1位から10位のサイトがずらりと並ぶ。
1月第1週の1位は「NAVER」。週間ユニークビジターは26,208,491名。
韓国の総人口が約4,700万人なので、国民の約60%が利用している計算になる。
サイト名の「詳細を見る」(赤色で囲まれた部分)をクリックすると、サイトの詳細情報が見られる。

daum_d03.jpg
「サイトの詳細情報」。簡単に翻訳してみた(青字)。
韓国のインターネットに馴染みの薄い日本のユーザも、このサービスを見れば韓国のインターネット業界の概要がお分かりいただけると思う。

注※この記事のリンク先は韓国語なので韓国語フォントが必要です。

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