韓国検索市場、NAVERがシェア60%超を維持 (ComScore)
インターネット調査会社の米comScoreは8日、韓国のインターネット市場に関する調査結果を発表した。
ひとつ目は韓国インターネット市場における企業別リーチ率。

トップはインターネット検索ポータルサイト「NAVER」とオンラインゲームサイト「Hangame」を運営する「NHN Corporation」(80.9%)。
続いて、コミュニティポータルサイト「Daum」(72.9%)、検索ポータルサイト「NATE」およびSNSサイト「Cyworld」を運営する「SK Group」(71.7%)となっている。
非常に興味深いことに、上位10サイト中7サイトが「ポータルサイト」である。(上記テーブルのうち、オレンジのセルがポータルサイト。)
日本でポータルサイトといえば「Yahoo! JAPAN」や「goo」、「livedoor」などが思い浮かぶが、どのサイトも「検索」や「ニュース」を軸としたベーシックなポータルサイトで、これといった特色がない。
そのため、トップブランドである「Yahoo! JAPAN」への一極集中が目立つ。
韓国の場合、ひと口に「ポータルサイト」といっても各社それぞれ個性を持っている。
統合ポータルサイトとして不動の地位を持つ「NAVER」。コミュニティ機能を軸に展開する「Daum」。携帯電話キャリアとしてモバイルとの融和を図る「NATE」と「Paran」 – といった具合だ。
上位10サイト中7サイトがポータルを占める理由としては、「ユーザが各ポータルサイトを用途によって使い分けている」と言えよう。
ふたつ目は韓国検索市場におけるシェア。

トップはシェア61.9%を誇る「NHN Corporation (NAVER)」。2位以下は「Daum」(19.7%)、「Google」(7.3%)と続く。
日本のユーザが見ると、Googleのシェアが「7.3%」しかないという事実は大苦戦だと思われるが、実はこの数字、「Googleの大善戦」を物語っている。
指標は異なるが、2006年11月の「検索サイトからの流入率」のシェアと比較してみよう。
当時、67.2%のシェアを占めていた「NAVER」に対し、Googleはたったの「1.49%」であった。
指標が異なるため正確な数値は計れないが、Googleはこの2年足らずの間でシェアを2倍以上に拡大させたことは確かだ。
Googleは2006年、韓国国内にR&Dセンターを設立、韓国国内の市場にあわせた検索サービスの提供に取り組んできた。
既存のウェブ検索からいち早く韓国検索市場にあわせた形で提供を開始した「統合検索サービス」、Google版知識共有コミュニティ「Knol」の韓国語版提供などがそれだ。
こうした努力が着実に実を結び、Googleブランドは徐々にではあるが、韓国の一般ユーザにも浸透しつつある。
それでもなお国産検索ポータルとGoogleを比較すると、シェアに圧倒的な開きがあることは言うまでもない。
ユーザの心をつかむ魅力的なサービスを提供し続けられるか – メジャーであろうがマイナーであろうが、それこそがユーザを獲得する唯一の方法である。



